厚生労働省
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「明かりをともして、ここにいるよと伝えたい」 まちに明かりをともす酒屋イワタヤスタンド 社会福祉士×民生委員×保護司 ~地域共生社会を考えるvol.2【後編】~
岩田屋商店の3代目店主、岩田謙一さんと妻の舞さん。2022年11月に店舗を一新。酒屋に加え角打ち(※)「イワタヤスタンド」をオープンしました。※買ったお酒を店内で飲める酒屋のこと
実は、おふたりはともに社会福祉士の資格をもち、謙一さんは民生委員・児童委員(以下、民生委員)、舞さんは保護司という地域の福祉の担い手としても活躍しています。
【後編】では謙一さんが民生委員、舞さんが保護司として活動す
「お酒を売るんじゃなくて “つながる酒屋” をつくろうと思いました」 まちに明かりをともす酒屋イワタヤスタンド 社会福祉士×民生委員×保護司 ~地域共生社会を考えるvol.2【前編】~
静かな住宅街の中に、オレンジ色の優しい明かりと、月と星のマークが目印の酒屋さんが見えてきました。軒下には、おなじみの瓶ビールケースの椅子に座って談笑する人たち。
店内がよく見える大きなガラス張りの扉の奥には、お酒を片手に立ち飲みしている人たちがいます。
「店の中が全部見えるようにしているんです。お客さんが歩いているスピードで中の様子をうかがえて、一瞬で判断できる。知っている人がいたら一緒に飲める
「地域共生社会」とは村人Aが主役になる社会である。 ~地域共生社会を考えるvol.1~
こんにちは。
社会・援護局 地域福祉課 地域共生社会推進室の宍倉と申します。
私は、約2年前に民間企業から厚労省に出向してきました。廃棄物のリサイクルや環境コンサルティング、循環型の地域づくりなどに取り組む会社で新規事業の開発をしていました。福祉っぽくなさそうな世界から、ご縁があり、「地域福祉課」にやってきました。
私が所属するのは、地域福祉課の中の「地域共生社会推進室」です。
この部署では、
トラウマに苦しんでいるあなたへ~こころの宅配便、第11便~
心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder: PTSD)は、生命の危機に直面するような、日常的なストレスをはるかに超える過酷なストレスを体験した後に、その体験の記憶が自分の意思とは関係なく思い出されたり、辛さのあまりに現実感がなくなったりする障害です。2019年には約1万8千人の方が医療機関を受診しています。
厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタル
「今、何してたんだっけ?」と思うこと、ありませんか?~こころの宅配便、第10便~
てんかんは、様々な原因によってもたらされる脳の疾患であり、神経細胞の電気的な乱れ(てんかん発作)により、意識の消失や全身の硬直、ガクガクとした全身のけいれん、身体を一瞬ビクッとさせるといった様々な症状が生じ、幅広い年齢層の方々が診断・治療されています。
厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう取り組みを進めてい
たとえ加害者とされる人でも支援が必要とされるとき――紛争・テロ解決の現場から――
昨年11月に行われた、とびラボ企画の「誰一人取り残さない、たとえ加害者とされる人であっても―深刻な問題解決の現場から―」と題した勉強会。企画委員の思いや講演内容、質疑応答の様子とそこで得た職員の気づきを紹介します。
<企画提案者の思い><講演>
主義主張を否定するのではなくまず受け止めること高校時代から「紛争解決」に強い志を持ち、現在、ケニアの若者過激化防止やソマリアのテロ組織投降兵支援に取り組
周りが気になり、「声」に悩まされているあなたへ~こころの宅配便、第9便~
生涯のうちに統合失調症を発症する方は100人に1人程度といわれます。日本では約88万人の方が外来受診や入院による治療を受けており、身近な病気です。
厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう取り組みを進めています。そして、自分のこころを大切にできるような、こころの不調があるときに安心して相談できるような、さらに、
傷ついているのは私?それとも悪いのは私?~こころの宅配便、第8便~
公認心理師は、平成27年に成立した「公認心理師法」に基づく、心理職に関する初めての国家資格です。
近年、国民のみなさんが抱える「こころの健康」をめぐる状況をふまえて、みなさんが安心して心理的な支援を受けられるよう、一定の資質に裏付けられた国家資格が必要とされたことにより、公認心理師制度が創設されました。
令和4年9月末現在、約5万8千人が公認心理師として登録されており、保健・医療、福祉、教育、
活力の調整がきかないあなたへ~こころの宅配便、第7便~
「変わりない日常なのに、はしゃぎすぎる日が続く」
「寝ていないのに、不思議と元気が湧き続ける」
と活力がありすぎる時期があるかと思えば、
「エネルギーが全く湧いてこない」
「何故か悲しい気分でいっぱいになる」
と、ブレーキがかかりっぱなしの時期がある。
このような経験をしたことはありませんか?
これは双極性障害によくある特徴です。
心配なときは、身近な方と一緒に、こころの専門家を訪れて
お酒や薬(クスリ)、ギャンブルが止められないで悩んでいるあなたへ~こころの宅配便、第6便~
「今日はここまでにしようと思っていても、つい飲み過ぎてしまう」
「最初は楽しかったギャンブルが、いつの間にか借金返済が目的になっている」
「薬(クスリ)を使うと気分が楽になるけど、使わないとしんどい」
このような状態で苦しんでいませんか?これらは、依存症の症状かもしれません。
依存症は、病気であることが、自分にも家族にもわかりにくい病気です。
止めたり減らしたりしたくても、自分の力ではコントロ
<10月10日は「世界メンタルヘルスデー」>〜目に見えない疾患や障害の有無・程度にかかわらず〜誰もが安心して自分らしく暮らせる社会へ
国では、精神障害やメンタルヘルス上の課題の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会である「地域共生社会」の実現のために「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」を推進しています。特別企画では、精神障害などの「目に見えない」ものをどのように伝え、理解することができるか、座談会を通じて解き明かします。
<座談会>伝えたいこと、伝わらないこと~一人ひとりがメンタルヘルスを考