厚生労働省

厚生労働省の公式アカウント。厚労行政は、健康・医療、子ども・子育て、福祉・介護、雇用・労働、年金など、多岐にわたります。これらの政策に携わる職員が自分の言葉で、皆さまに役立つ情報をお届けします。また、これまであまり知られてこなかった“厚労省のひと”にもフォーカスを当てていきます。

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    • こころの宅配便

      「こころの困りごと」を抱えている方に向けた専門家からの言葉をお届けします。

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      「職員提案型」の研修制度とびラボの記事をご紹介します。

    最近の記事

    トラウマに苦しんでいるあなたへ~こころの宅配便、第11便~

    心的外傷後ストレス障害(Post Traumatic Stress Disorder: PTSD)は、生命の危機に直面するような、日常的なストレスをはるかに超える過酷なストレスを体験した後に、その体験の記憶が自分の意思とは関係なく思い出されたり、辛さのあまりに現実感がなくなったりする障害です。2019年には約1万8千人の方が医療機関を受診しています。 厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよ

      • 「今、何してたんだっけ?」と思うこと、ありませんか?~こころの宅配便、第10便~

        てんかんは、様々な原因によってもたらされる脳の疾患であり、神経細胞の電気的な乱れ(てんかん発作)により、意識の消失や全身の硬直、ガクガクとした全身のけいれん、身体を一瞬ビクッとさせるといった様々な症状が生じ、幅広い年齢層の方々が診断・治療されています。 厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう取り組みを進めています。そして、自分のこころを大切にできるような、こころの不調があるときに安心して

        • たとえ加害者とされる人でも支援が必要とされるとき――紛争・テロ解決の現場から――

          昨年11月に行われた、とびラボ企画の「誰一人取り残さない、たとえ加害者とされる人であっても―深刻な問題解決の現場から―」と題した勉強会。企画委員の思いや講演内容、質疑応答の様子とそこで得た職員の気づきを紹介します。 <企画提案者の思い><講演> 主義主張を否定するのではなくまず受け止めること高校時代から「紛争解決」に強い志を持ち、現在、ケニアの若者過激化防止やソマリアのテロ組織投降兵支援に取り組む高橋さん。とびラボで自らの活動の本質を語ります。 組織下にいる一人ひとりにア

          • 周りが気になり、「声」に悩まされているあなたへ~こころの宅配便、第9便~

            生涯のうちに統合失調症を発症する方は100人に1人程度といわれます。日本では約88万人の方が外来受診や入院による治療を受けており、身近な病気です。 厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう取り組みを進めています。そして、自分のこころを大切にできるような、こころの不調があるときに安心して相談できるような、さらに、周りの人にこころの不調があるときに、自然にあたたかく接することができるような、そ

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            傷ついているのは私?それとも悪いのは私?~こころの宅配便、第8便~

            公認心理師は、平成27年に成立した「公認心理師法」に基づく、心理職に関する初めての国家資格です。 近年、国民のみなさんが抱える「こころの健康」をめぐる状況をふまえて、みなさんが安心して心理的な支援を受けられるよう、一定の資質に裏付けられた国家資格が必要とされたことにより、公認心理師制度が創設されました。 令和4年9月末現在、約5万8千人が公認心理師として登録されており、保健・医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働など様々な分野で、専門的知識と技術をもって、心理に関する支

            とびラボ企画~「農業×福祉」の可能性を探る~

            昨年行われた「とびラボ企画〜農福連携レストラン〜」と題した勉強会。本勉強会に込めた企画委員の思いや勉強会の講演内容と、翌月に行われた農福連携レストランの様子を紹介します。 <企画提案者の思い>講演:「これまでの農福連携とこれからの農福連携」担い手不足の農業と職場・賃金不足の障害者福祉 障害者福祉の世界では就労継続支援事業所も徐々に増え、さらに企業に「障害者雇用」の枠ができるなど雇用の機会・場も増え、「働きたい」と希望する障害者も10年前に比べ多くなっています。 しかし、

            活力の調整がきかないあなたへ~こころの宅配便、第7便~

            「変わりない日常なのに、はしゃぎすぎる日が続く」 「寝ていないのに、不思議と元気が湧き続ける」 と活力がありすぎる時期があるかと思えば、   「エネルギーが全く湧いてこない」 「何故か悲しい気分でいっぱいになる」 と、ブレーキがかかりっぱなしの時期がある。   このような経験をしたことはありませんか? これは双極性障害によくある特徴です。   心配なときは、身近な方と一緒に、こころの専門家を訪れてみると、不安がやわらぎ、安心することができるかもしれません。   あなたは気づい

            とびラボ企画~離島医療のいまとこれから~

            今年8月に行われた、「とびラボ企画〜離島医療のいまとこれから」と題した勉強会。本勉強会に込めた企画委員の思いや勉強会の講演内容、質疑応答の様子とそこでの職員の気づきを紹介します。 <企画提案者の思い>どんな場所でも必要な医療を受けられる体制づくりをめざして 誰もが希望する場所で長く暮らすことができる社会の実現をめざすうえで、医療は欠かすことのできないものであり、どのような場所においても必要な医療を受けられる体制づくりは、より一層高齢化の進むこれからの日本において、ますます

            お酒や薬(クスリ)、ギャンブルが止められないで悩んでいるあなたへ~こころの宅配便、第6便~

            「今日はここまでにしようと思っていても、つい飲み過ぎてしまう」 「最初は楽しかったギャンブルが、いつの間にか借金返済が目的になっている」 「薬(クスリ)を使うと気分が楽になるけど、使わないとしんどい」   このような状態で苦しんでいませんか?これらは、依存症の症状かもしれません。 依存症は、病気であることが、自分にも家族にもわかりにくい病気です。 止めたり減らしたりしたくても、自分の力ではコントロールできなくなる病気ですが、治療や支援によって回復が期待できます。   一人で悩

            <10月10日は「世界メンタルヘルスデー」>〜目に見えない疾患や障害の有無・程度にかかわらず〜誰もが安心して自分らしく暮らせる社会へ

            国では、精神障害やメンタルヘルス上の課題の有無や程度にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会である「地域共生社会」の実現のために「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築」を推進しています。特別企画では、精神障害などの「目に見えない」ものをどのように伝え、理解することができるか、座談会を通じて解き明かします。 <座談会>伝えたいこと、伝わらないこと~一人ひとりがメンタルヘルスを考えるために必要なこと~メンタルヘルスのことをどのように伝えていけばいいのか、どう

            なぜ厚労省に転職を?~入省1年目の中途採用者が本音で語り合ってみた!~

            本記事は、カケル・プロジェクトのメンバー池上、溝尾がお届けしています。   令和元年の厚生労働省改革若手チーム提言後、厚生労働省の経験者採用が大幅に拡充され、様々なバックグラウンドを持つ方々が厚労省へ入省されました。執筆者である私自身、コロナ禍の令和3年に厚労省に転職した中途採用組です。   今回は、中途採用の実態をお伝えしたいと、私自身が進行役となって、令和3年に入省した中途採用者による座談会(つまり同期座談会!)を開催。入省動機や今後の目標について語っていただきました。普

            あなたの「こころ」、いまどんな形をしていますか?~こころの宅配便、第5便~

            精神保健福祉士は、「精神保健福祉士法」という法律に基づいた国家資格です。 専門的な知識と技術により、こころの困りごとを抱える方やそのご家族など、様々な方々の精神保健福祉に関する相談に応じ、公的支援制度などにつないだり、自立した生活ができるようにサポートするなど、生活面での支援を行っています。 福祉施設や医療機関が主な勤務先になっていますが、行政機関や教育機関でも活躍しており、2021年には約9万7千人が精神保健福祉士として登録しています。   厚生労働省では、精神障害を有する

            繰り返される考えや行動―強迫―で悩んでいませんか?~こころの宅配便、第4便~

            強迫性障害の発症年齢の違い 強迫性障害には、同じ考えがぐるぐるとめぐって頭から離れない「強迫観念」と、その強迫観念から生じた不安にかきたてられて行う「強迫行為」といった2つの症状があります。それらの症状が、「不合理」「やりすぎ」「無意味」と分かっていてもやめられず、本人や周囲の人たちの日常生活に影響が出ることがあります。 また、10代から20代で発症しやすいとされ、男性は10代前半、女性は20代以降の発症が多いと言われています。 厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタ

            「漠然とした こわさ」を感じることがあるあなたへ~こころの宅配便、第3便~

            いずれかの神経症性・ストレス性障害を有している方の受診・相談の有無 パニック障害は女性の1.2%、男性の0.5%が一生涯のうちに経験し得るものである一方で、4割程度の方は受診や専門家への相談につながっていないという調査結果があります。また、パニック障害の症状の一つであるパニック発作では、川嵜先生の言葉にある「不安感」や「恐怖感」の他に、動悸や発汗、震えや息切れ、めまいなどの身体の症状が表れることもあります。 厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱え

            これからのダイバーシティ&インクルージョン~ 障害者雇用に積極的に取り組む「もにす認定制度」について~

            インクルーシブな社会を作りたい!こんにちは。職業安定局障害者雇用対策課で「もにす認定制度」の担当をしています、入省3年目の石川と申します。 昨今、「ダイバーシティ」や「インクルージョン」といった言葉を耳にする機会も多くなりました。女性・障害者・高齢者・外国人など、多様な人材の社会参加がますます重要視されています。 私自身、大学院のゼミでは、障害者の教育や福祉などを学んできました。学生時代には、北海道浦河町にある精神障害などをかかえた当事者の地域コミュニティや、滋賀県東近江市

            体重や食事のことで頭が一杯の方へ~こころの宅配便、第2便~

            摂食障害に関する相談対象者の年齢 摂食障害は主に神経性やせ症、神経性過食症、過食性障害のことを指します。10代~20代を中心として、「食べること」に関していろいろな問題があらわれる病気です。   厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう取り組みを進めています。そして、自分のこころを大切にできるような、こころの不調があるときに安心して相談できるような、さらに、周りの人にこころの不調があるとき