広報のプロ「コミュニケーション専門官」を募集
こちらの募集は終了しました。皆さま、ご応募ありがとうございました。
「広報改革」で特に注力しているところ
皆さん、こんにちは。分かりやすい広報指導室(通称:分か室)の越水です。
私は2018年3月から2022年の6月まで厚労省に在席し、いったんこの場所を離れていましたが、縁あって昨年12月に厚労省へ復帰。
現在、広報改革を推進する広報チームの一員として各種広報支援を担当しています。
厚労省の広報改革については、厚労省サイトや別の記事に全体像を載せていますが、中でも特に注力していることは次の2つです。
広報DX(デジタル広報の強化)
デザイン力の強化
2020年の2月に開設し、今年の6月に大幅リニューアルを行った厚労省LINE。
そして、2021年9月に開設し「(職員の)顔が見える広報」を掲げて厚労省の取り組みのリアルを職員自らが伝える厚労省note。
この2つのSNSを中心に、以前から運用しているX(旧Twitter)、Facebook、YouTubeを通じた情報発信をこれから強化していきたいと考えています。
それと「デザイン力の強化」。
現在、広報室の外部アドバイザー(参与)として大学のデザイン学科の先生に継続的なご支援をしていただいており、また、非常勤のイラストレーターが2名、オリジナルのイラストを作成する体制を取っています。
しかし、広報改革を進める上で、厚労省には「国民にとっての分かりやすさ」を踏まえたデザインを追求し、改革をリードする専門職のグラフィックデザイナー(クリエイター)が必要です。この点については、現在デザイナーの公募ができるよう鋭意検討・交渉を行っています。
一緒に働いてくれる方を募集しています
今回募集をしているのは「広報のプロ」です。
具体的な業務内容は次のとおりで、この分野に精通した方を1名採用します。(常勤で、かつ国家公務員としての採用です)
この仕事におけるやり甲斐は、いろいろ
今回募集している「コミュニケーション専門官」というポジションですが、チラシやリーフレット、プレスリリース、メールマガジンなどの内容・構成チェックを随時行うことがメイン業務としてまずあります。
それと並んで、広報室が運用する各種SNSのコンテンツをいかに分かりやすいものにしていくのかを日々考え・実行し・改善していくのがもう一つの業務となります。
そのため、今まで皆さんが民間企業などで培ってきた文章作成スキルやSNSの運用経験などを存分に活かすことができると思います。
さらに、厚労省に関係するトレンド情報の収集と対処、広報改革に合致する新規企画の立案と実行、戦略PR・SNS運用に関する広報研修、各局が行う広報事業の後方支援、他省庁や外部民間企業との連携強化等々、多種多様な業務にも携わることができます。
もちろん、ご自身のキャリアの中で培ってきたご経験・スキルによって得意・不得意分野があるとは思いますので、数ある広報業務の中で何をメインに担当していただくのが良いのかについては、入省後すり合わせ等をして決めていくのでご安心ください。
厚労省の仕事は「ゆりかごから墓場まで」と言われるように、国民一人ひとりの生活に直接関係する内容です。厚労省のウェブサイトをご覧いただくと「なるほど」と思っていただけるかと思いますが、政策分野は「健康・医療」「福祉・介護」「雇用・労働」「年金」など、非常に多岐にわたります。
そのため「広報領域」については、やろうと思ったらいくらでも業務の幅を広げること・深めることができますし、中央省庁という大きな組織の中で良質な経験を積むこともできるので、ご自身のキャリアプランを考える中で、有力な選択肢の一つとして検討してみるのはいかがでしょうか?
なにより、広報改革が始まって以降「(なんとなく)現状維持をする」という雰囲気から、「まずはチャレンジしてみよう」という機運が生まれているように感じているため、広報チームの一員となって広報改革に携わってみたいという方にはお勧めの職場だと思います。
こんな人たちと一緒に働きます(職場環境もご紹介)
分かりやすい広報指導室は現在6名で構成されており、全員がそれぞれの専門分野の知見を持つ民間出身者で、広報室の一角に分か室を含む民間広報チームの島があります。
今回募集している「コミュニケーション専門官」というポジションは、専門スキルを持って特定の広報分野をリードしていくことが求められますが、一人にすべてをお任せするというわけではなく、分かりやすい広報指導室のメンバーや広報室の方々と密に連携しながら業務を担当・進めてていただくことになります。
勤務形態は、霞が関への出勤とテレワークを組み合わせたハイブリッドスタイルが基本で、ご本人・ご家庭などの事情に応じた柔軟な働き方が可能です。
ランチ事情は民間企業と同じで、省内の食堂に行く、お弁当を持参する、外のレストランで食べるなど、人それぞれです。(厚労省は丸ノ内線の改札口と直結しているので、銀座などに出かける人も多いです)
また、緑豊かで四季折々の花が植えられている日比谷公園がすぐそばにあるので、お昼休みにぶらっと散策する職員もいます。
「公募採用」職員へのインタビュー
2021年の6月から広報室で働いている野口広報戦略推進官。大手PR会社で戦略広報に長年携わり、その後、化粧品業界で広報、広告、ブランディングなど、総合的なコミュニケーション領域での経験を積み重ねてきた彼女に、今の職場について尋ねてみました。
― 入省したきっかけについて教えてください。
厚労省に入省したきっかけは、知人が「厚労省で広報担当を公募しているよ」と教えてくれたことでした。自身のキャリアを積み重ねてきた中で、これまで民間企業で培った経験や知見を厚労省で活かせるのではないかと感じ応募しました。
― 今、どんな仕事をされていますか。
私は厚労省の政策に関する広報活動を支援する立場にいます。さまざまな広報事業やPRイベントを通じて政策に関する情報を分かりやすく国民の皆さまの目に留まるようプロの観点から考えることが私の役目です。そのための戦略作りと発信を、部局の職員に伴走する形で支援しています。
― どんなところに「やりがい」を感じていますか。
省庁の広報活動を支える一員として国民に対し情報提供することで、社会に貢献していくという使命感を持って取り組んでいます。私もこれまで培った経験が社会に役立っていると感じることができるのは、本当に嬉しいことですしやりがいも非常に感じます。
―入省して苦労したことや辛かったことを教えてください。
民間の経験を活かして欲しいと言われ入省しましたが、案件によっては活かせないケースがあり、民間では当たり前の手法が行政に当てはめようとすると難しいことがあったりと、「民間広報」と「行政広報」のギャップを埋めていくことに最初は苦労しました。
また、厚労省は管轄領域が大変広いため、厚生系・労働系の中にある膨大な広報事業の内容を把握するまでにかなり時間が掛かりました。まるで「千本ノック」のように来る案件に対してがむしゃらに対応していたら、次第に慣れてきましたが・・・笑
― 応募をご検討いただいている方々へひと言。
仕事自体はプロとして広報をリードすることが求められるのでプレッシャーも大きいですが、その分やりがいはありますし、楽しみながら日々の業務を行っています。
また、職場の雰囲気や環境にも恵まれています。チームメンバーは協力的で、お互い助け合いながら仕事に取り組んでいます。各局との関係でみると、事業の成功に向けて協力し合い、また、お互いを尊重するという文化が根付いているため、職場環境がストレスフリーで、働きやすい環境が整っています。
社会に貢献できることに喜びを感じながら、同じ志をもって仕事をしていける方に来ていただけると大変嬉しいです。
インタビューは以上となりますが、野口さんと私が感じている共通のことは、「今までの広報経験が活かせる」「中央省庁という巨大な組織・レアな職場での広報経験を積むことができる」「社会への貢献が十二分にできる」という3点です。
中央省庁という、どんなことをやっているのか外からは見えづらい職場で働くことに対して心配や不安を感じる方もいるとは思いますが、貴重な経験になることには間違いないので、思い切ってエントリーをしていただけると大変嬉しいです。
ご興味を持っていただいた方は、こちらの募集要領をご確認ください。
(応募の締め切りは、9月18日(月・祝)必着です)
皆さまからのご応募をお待ちしています!