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あなたの「こころ」、いまどんな形をしていますか?~こころの宅配便、第5便~

あなたの「こころ」は、いまどんな形をしていますか?
色は?
温度は?
大きさは?


毎日のくらしに疲れたり、悩みや不安を長く抱えたりして、
「こころ」の健康が損なわれると、
息苦しくなったり、自分がちっぽけに思えたり、
楽しみや希望を感じられなくなることがあります。
私たち精神保健福祉士は「こころとくらしの専門家」として、
みなさんの相談をお受けしています。
どう話せばいいかわからない、なんて心配しないで。
いっしょに考えましょう。
あなたが、どんなにがんばっているか、
あなたにとって、大切なことはなにか、
これから、どうしようか。

あなたにとって適切なサービスを紹介したり窓口につないだり、
継続的に相談にのることもできます。
ちょっとだけ勇気を出して、相談の一歩をふみだしてみて。
私たちは、あなたのスピードに合わせて、
あなたらしい「こころ」を取り戻すお手伝いをしたいです。

(田村綾子、精神保健福祉士・聖学院大学/日本精神保健福祉士協会)
精神保健福祉士が活躍している場所
出典:令和2年度就労状況調査 詳細版(社会福祉振興・試験センター)
精神保健福祉士の登録者数

精神保健福祉士は、「精神保健福祉士法」という法律に基づいた国家資格です。
専門的な知識と技術により、こころの困りごとを抱える方やそのご家族など、様々な方々の精神保健福祉に関する相談に応じ、公的支援制度などにつないだり、自立した生活ができるようにサポートするなど、生活面での支援を行っています。
福祉施設や医療機関が主な勤務先になっていますが、行政機関や教育機関でも活躍しており、2021年には約9万7千人が精神保健福祉士として登録しています。
 
厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう取り組みを進めています。そして、自分のこころを大切にできるような、こころの不調があるときに安心して相談できるような、さらに、周りの人にこころの不調があるときに、自然にあたたかく接することができるような、そんなつながりのある社会を目指しています。そのためには、こころの不調や病気について、実際にそうなったときに感じる気持ちも含めて、理解を広げていくことも大切です。
こうした取り組みの一環として、「こころの困りごと」を抱えている方に向けた専門家からの言葉をお届けする企画を始めています
 
第5便は、精神保健福祉士の田村綾子さんからいただいた、こころの困りごとを抱えておられる方に伝えたい言葉をお届けしました。精神保健福祉士については、以下のWEBサイトもご覧ください。

■精神保健福祉士について:
<みんなのメンタルヘルス総合サイト>

<精神保健福祉士協会のサイト>

■みんなのメンタルヘルス総合サイト(相談先について)
こころの健康や医療について、全国にある保健所や保健センター、精神保健福祉センターにて、幅広く相談を受けつけています。

■世界メンタルヘルスデーJAPAN特設サイト:

毎年10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。日本では、2019年(令和元)年にシンポジウムを開催し、2020(令和2)年からイベントの開催やメッセージの掲載をしています。

■世界メンタルヘルスデーJAPAN2022のイベント:

第1部では田中ウルヴェ京さん、廣瀬俊朗さん、萩野公介さん、大山加奈さんらトップアスリートの皆さんの対談を配信します。
また、第2部では実際に精神疾患を経験している方々による体験談を交えたお話しを配信します。

本イベントの動画は2022年10月10日午前10時に特設サイトで配信をはじめます。みなさんと一緒に、メンタルヘルスについて考えてみませんか?