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傷ついているのは私?それとも悪いのは私?~こころの宅配便、第8便~

ショックな出来事で傷ついたことはありますか?

思い出すたびに眠れず、ときには自分が悪かったのではと責めてしまったことはありませんか?

職場や学校、家族との関係ではこのようなことは珍しくありません。

混乱して不安になり、時には怖くなってしまう。そんなとき、それを話せる場があるとよいかもしれません。

きちんと話を聞いてもらうことで、問題が整理され、何が起きているのかを知ることができます。

そのための安全な場を提供し、問題解決への自信をとりもどす援助をするのが「こころの専門家」である公認心理師です。

こころは、自分の中だけではなく、私たちをとりまく大勢の人とのあいだにあります。

人間関係や家族関係で起きる問題が解決されることで、私たちは安心感をとりもどし、前に向かって歩き出せるのではないでしょうか。

(信田さよ子、公認心理師・原宿カウンセリングセンター/日本公認心理師協会)
公認心理師が活躍している領域
出典:令和2年度障害者総合福祉推進事業「公認心理師の活動状況等に関する調査」(日本公認心理師協会)
公認心理師の登録者数

公認心理師は、平成27年に成立した「公認心理師法」に基づく、心理職に関する初めての国家資格です。

近年、国民のみなさんが抱える「こころの健康」をめぐる状況をふまえて、みなさんが安心して心理的な支援を受けられるよう、一定の資質に裏付けられた国家資格が必要とされたことにより、公認心理師制度が創設されました。

令和4年9月末現在、約5万8千人が公認心理師として登録されており、保健・医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働など様々な分野で、専門的知識と技術をもって、心理に関する支援が必要な方からの相談に応じるなどの業務で活躍しています。

厚生労働省では、精神障害を有する方やメンタルヘルス上の課題を抱えている方を含め、誰もが安心して自分らしく暮らせる社会になるよう取り組みを進めています。そして、自分のこころを大切にできるような、こころの不調があるときに安心して相談できるような、さらに、周りの人にこころの不調があるときに、自然にあたたかく接することができるような、そんなつながりのある社会を目指しています。そのためには、こころの不調や病気について、実際にそうなったときに感じる気持ちも含めて、理解を広げていくことも大切です。

こうした取り組みの一環として、「こころの困りごと」を抱えている方に向けた専門家からの言葉をお届けしています

第8便は、公認心理師の信田さよ子さんからいただいた、こころの困りごとを抱えておられる方に伝えたい言葉をお届けしました。公認心理師については、以下のWEBサイトもご覧ください。
 

・公認心理師について


・ みんなのメンタルヘルス総合サイト(相談先について)

 こころの健康や医療について、全国にある保健所や保健センター、精神保健福祉センターにて、幅広く相談を受けつけています。


・世界メンタルヘルスデーJAPAN

毎年10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。日本では、2019年(令和元)年にシンポジウム、2020(令和2)年からイベントを開催したり、特設サイトでメッセージを掲載したりしています。


・世界メンタルヘルスデーJAPAN2022のイベント

第1部では田中ウルヴェ京さん、廣瀬俊朗さん、萩野公介さん、大山加奈さんらトップアスリートの皆さんの対談を配信しています。
また、第2部では、実際に精神疾患を経験している方々による体験談を交えたお話しを配信しています。


みんなにも読んでほしいですか?

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